2026.01.08
短頭種気道症候群
どんな病気?
ブルドッグやパグといった鼻の長さが短い犬種で多く発生する呼吸器の病気を総称して短頭種気道症候群といいます。短頭種では、鼻の穴が狭かったり、軟口蓋が長いなどの構造上の問題をもっていることが多くあります。これらの構造や喉頭や気管の状態が複雑に関連することにより、暑さや興奮などから呼吸回数が増えた時に呼吸困難などの症状があらわれます。
症状
症状は激しいパンティングや体温の上昇、喘鳴音が見られ、ひどくなると運動をすることを嫌がったり呼吸困難、失神することもあります。
診断方法
外鼻孔の狭窄は肉眼で診断が可能です。軟口蓋や喉頭、気管の状態はレントゲン検査で大まかに診断することが可能です。喉頭部の詳細な診断はレントゲン検査だけでは困難で、麻酔をかけての喉の観察や内視鏡検査が必要になることもあります。
治療方法
内科的な治療は症状の緩和が目的になり、根本的に治すためには外科的な治療が必要になります。外科手術の方法としては、鼻の穴を広げる手術や、垂れ下がった軟口蓋を部分的に切除する手術などがあります。
予防法
短頭種の場合、肥満により呼吸不全になるリスクが高くなるため、体重管理をしっかりと行うことが大切です。また、気温が高いこともリスクになるため、特に夏場は注意が必要です。