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2026.01.08

唾液腺嚢胞(ガマ腫)

どんな病気?

唾液腺や唾液を口の中に運ぶ導管が傷ついて、唾液が周囲の組織に漏れ出して腫れてしまう病気です。ネコよりもイヌで多く見られます。イヌの唾液腺は下顎腺、舌下腺、耳下腺、頬骨腺がそれぞれ1対(計8つ)あり、その傷ついた場所により舌の下が腫れたり、首のつけねが腫れたりします。 原因は特定できないことが多いですが、外傷や鎖による頚部の締め付け、唾石(唾液腺や導管にできる石)などがあります。

症状

ほとんどの場合は無症状ですが、まれに初期の段階で腫れた部分が硬くなり痛みを起こすことがあります。唾液腺や導管が傷ついて唾液が漏れ出した後に、その部分で炎症反応がおこり、肉芽組織がその周囲を取り囲んで唾液がさらに移動するのを防ぎます。 症状は病変の位置によって異なり、「頸部粘液嚢胞」では頸部の腫れ、「舌下部粘液嚢胞(ガマ腫)」では舌下の腫れ、「頬部粘液嚢胞」では眼球の腹側に唾液が蓄積した膨らみがみられます。

診断方法

診断は触診と細い針を穿刺することにより行います。唾液腺嚢胞は内部に液体がたまっているため波動感があり、穿刺吸引するとネバネバした唾液が吸引されます。 また、どこで唾液が漏れているのかを調べるための造影検査や唾石がないかどうか確認するためのレントゲン検査やCT検査を行う場合もあります。

治療方法

内科的な治療で改善することはほとんどなく、外科的に損傷した唾液腺と導管を摘出し、嚢胞の排液を行うことで治療します。

予防法

適切な唾液腺嚢胞の外科手術による摘出が行われれば、予後は良好とされています。 また治療せずに放置した場合、唾液腺嚢胞は進行することがあります。